Hina Journal

ヒナ・ジャーナル(Over50な妙齢のヒトリゴトやオモウコト)

バナナの魅力を100文字で伝えてみる

最近話題の「バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則」からタイトルをつけたがこの本を読んでいない。そもそも読んでいないのにタイトルを借りるのは申し訳ないが「バナナの魅力を100文字で伝えてください」の国民的果物代表の「バナナ」と「魅力」という言葉のアンマッチさが気になった。

バナナについて

バナナの価格と「バナナはおやつに含まれますか」

普通のバナナであればスーパーで5本で100円前後で販売されている。少食な人であれば5本で一日間お腹は満たされる。もちろん栄養面や飽きがあるのでおすすめはしないが、一日の食費が100円でありそれを1ヶ月続けたとしたら3,000円。もやしには負けるがこの生活をするとエンゲル係数が下がる。昭和時代の遠足では持っていく「おやつ」は大抵300円と決まっており「バナナはおやつに含まれますか」はきまり文句だった。「バナナがおやつに含まれている」のであればバナナは入れてほしくない。別にバナナが嫌いなわけではないがワクワク感がない。それは5本で100円という金額だからかもしれない。ちなみに私が小学生だったのは昭和50年前後であるがその頃のバナナの価格はそれほど大きく変わっていない。以下に「バナナの価格推移」がWebで公開されていたので以下に貼る。

https://www.banana.co.jp/database/statistics/docs/03kouribukka.pdf

https://www.banana.co.jp/database/statistics/docs/03kouribukka.pdf

スイーツになると喜ばれる

そういったわけでバナナは果物としてはあまり喜ばれないが、スイーツに変身すると飛びつく傾向があるようだ。ちょうど今の時期(2022年4月末)スターバックスでは季節のおすすめとして「バナナのフラペチーノ」が販売されみなさんがこぞって飲んでいるようだ。しかも「バナナナバナナフラペチーノ」と早口言葉のように舌を噛みそうなネーミングがついている。スターバックスに限らないが、自宅でケーキを作る際に混ぜたりとスイーツ化されたものは不思議なもので高級感を感じる。それはバナナが持っている甘さや香り舌触りといった本来持っている魅力が発揮されたのだと思う。人は貴重性のあるものをありがたいと思う傾向がある。そういった先入観がバナナの魅力を下げているとしたらバナナが気の毒でならない。

バナナの栄養とバナナダイエット

バナナには炭水化物やタンパク質、ビタミン、ミネラル、葉酸、食物繊維などがバランスよく含まれている。また体の中のナトリウムを排出するカリウムが含まれており血圧を下げる効果があるという。そういったことから「バナナダイエット」が生まれ、誰もが一度はチャレンジしたのではないだろうか。当然私もチャレンジしたがすぐに飽きて3日も持たなかった記憶がある。いくら体によいものでも単品ダイエットは偏ってしまうのでオススメはできない。

人間とバナナの遺伝子

ちなみに、人間とバナナの遺伝子は60%共通していると言われている。そもそも60%という数字が大きいのか少ないのかはわからないが、これだけ聞くと私を構成しているこの体の60%はバナナなのだろうかと不安になる。しかし体を触ってもバナナの感触はないし香りがするわけではない。共通するのは生物であるということだろう。遺伝子に関しては全くわからないので詳しい人がいたら調べてほしい。まあ人間とバナナは60%共通していると思えば、今まで悩んでいたことがどうでも良くなるような気がする。

バナナの魅力を100文字で伝える

とても安価でかつ炭水化物やタンパク質、ビタミン、ミネラルなどバランスよく含まれている。酸刺激が少なく優しい甘さと香りと舌触りを持ち、そのまま食べてもスイーツとして加工しても美味しい国民的な果物である。(100文字)

twitterの最大が140文字と考えると100文字は決して多くない。「英語は大切なことから順番に書き、位置が大切な言語」ということを学んだ。ダラダラと詳細を伝えればいいわけではなくはじめに結論を伝えなくては100文字で伝えることはできないだろう。

まとめ

「バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則」を読まずにこの記事を書いているが、やはり全く内容がわからないままではいけない気がしたので本の要約サイト flierで要約を読んだ。タイトルには「バナナの魅力」とあるが、バナナのことが書かれた本ではなさそうで「伝える、伝わる」構造を理解しその技術を習得、行動しなければならないということが書かれているようだ。

伝えているつもりでも相手に伝わらないことは多くその逆もある。また「言葉にしなくとも伝わっているよね」というシーンがよくあるが、伝えるというのは言葉や文字だけではなく思いやりや尊敬なようなものが自然と行動に表れる。そういう意味では「言葉にしなくとも伝わっている」いるものの、ときには言葉にしてほしいと思うことがある。耳から聞いて心に刻みたいからかもしれない。